説明
刀匠の打った玉鋼(和鋼)の包丁! |
伊藤重光(いとう しげみつ)作 |
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作者 |
![]() 伊藤 重光昭和28年(1953年)生まれ。 刀匠・宮入昭平(人間国宝)及び刀匠・榎本貞吉に師事。 1979年、文化庁認定の刀匠となる。 1980年、独立。鍛錬所を創設。同年、新作名刀展に入選。 2012年、新作名刀展努力賞受賞。他、入選多数。 横綱、稀勢の里から依頼を受け、横綱太刀を作刀。 流派は、相州伝。 |
解 説 |
刀匠・伊藤重光は、自ら古代製鉄(小たたら)を築き玉鋼(和鋼)の製造に何度も挑戦し続けるたたら吹きの達人だ。 天賦の才能をひらめきにより、良質な鉧(けら)出しに成功した刀匠として知る人ぞ知る。 師の自家製鋼した和鋼を折り返し鍛錬し、鍛造した作品は、鎌倉期の古刀の味わいを醸し、美しい地肌の作品として定評がある。 本作は、藤(とう)グループの刃物研ぎ師が、京都天然砥石、刀剣用内曇り砥石などを使用して準刀剣研ぎを施した逸品。 |